タープル 1.6インチ


このワームの開発をするきっかけになったのは家邊の「ファットなワームが欲しい」の一言から始まりました。

ファット系のワームの利点は

➀体積が大きい為、自重があり飛距離が出やすい

➁体積が大きいので、スリム系と比べフォールスピードが遅くなる

➂太さがあるので見た目のアピール力が強い

逆に欠点は

➀体積が大きい(太い)為、吸い込みに対する抵抗が大きい

ざっと上げるとこんな感じです。

最近では全国的にジグヘッドのウエイトを軽くして、スローにより長くアジにワームを見せないと口を使わない状況が多いのが現状なのです。

しかし、ファット系の利点を上手く利用し、欠点である吸い込みに対する抵抗が大きい部分を解決すればより簡単にアジングが出来るのでは?と形状を考えました。


先ずは丸いファット形状のボディーに縦にスリッドを入れシルエットはファットのままボディーに柔らかさを求めました。この時イメージしたのがスターフルーツです。テール部分はパドルにし、アクション時の波動を大きく出せるようにしています。

この形状でテストをしたところ、アタリは多く出ましたが15cm以下のアジのフッキング率が非常に悪く、もっと曲がらないと口の中に入らない事が分かりました。そこで、今度は横にもスリッドを入れて更に柔らかく曲がり易い形状に変更。サイズも1.3~1.6インチくらいの物を使い、利点を殺す事無く欠点を克服するサイズを探した結果が「タープル」なのです。

スリットを入れる事で自重は多少軽くなりましたが、通常のワームよりも重く飛距離は抜群に出ます。また、表面積が増えた事で水への抵抗が増えよりスローフォールし、長い時間アピールすることが出来ます。これで、欠点であった吸い込み抵抗は克服しました。

全国で一般的なアミパターンでの攻略がこのワームを使うことでより簡単に操作出来るようになっています。

また、ワームの横スリッドの位置をダイヤモンドヘッド・ストリームヘッドをセットした時に針先がでる位置に調整しているので、ワームをセットする時にもストレスは感じないように工夫してあります。