このロッドの特徴は「違和感」。
手に持っただけだとものすごくシャンとした感じで超ファーストテーパーという印象ですが、振ったり実際に海で使ってみると「ん?」という違和感を感じます。
その違和感の正体は「柔らかさ」です。しなやかさとも言えるような変な柔らかさがあるのです。
実はこのロッドのバット部分には東レの「ナノアロイ」というカーボンの55tが使われています。
トップの方には30tをコンポジットで組み合わせて使用しています。
普通こういった場合はバットからベリー、ティップにかけて55t→40t→30tというふうに徐々に落としていきます。
55t→30tという急激な変化が独特の違和感をもたらしているのだと思います。
感度も非常に良好で、釣っていて非常に楽しいロッドです。
小さい魚でも大きい魚でもよく曲がってくれます。
どんなサイズの魚でも今までに感じたことのない違和感を感じながら釣るのがかなり楽しいです。
まさにファーストとスローの間のような感覚。
使用するジグヘッドも幅広く対応します。タイではピンキーの0.6号で50センチぐらいのアジも釣れましたし、0.3gのジグヘッドも投げられます。
軽いものから重いものまでこなしてくれる汎用性の高さも特徴です。
Modelname | HSR-63ver.Ⅲ |
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TipType | ソリッド |
Length(ft&cm) | 6’3″(191cm) |
Section | 2pc |
Closed(cm) | 98㎝ |
Rig wt(g) | 0.3〜5.0g |
Line | 0.9〜2.0lb |
Weight | 76g |